小坊主物語
筆を捨て、泥にまみれて見つけた「光」の正体
かつて「神童」と謳われた少年・直介。都の華やかさに溺れ、絵への執着ゆえに全てを失った彼が辿り着いたのは、吹きさらしの橋の下でした。
絶望の淵で出会った一人の怪しげな坊主。連れて行かれた寺で待っていたのは、絵筆を奪われ、ただ働き、ただ食らうだけの日々。しかし、かじかむ指で雪をかき、燃え盛る竃の火を見つめ、老婆の重荷を背負う中で、彼は言葉にならない「世界の理」に触れていきます。
これは、一人の少年が「かつての自分」を脱ぎ捨て、名もなき「朴念」として真実の彩りを取り戻していく、魂の記録。
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第十三章 道連れは泣き虫と古強者
「無鉄砲な衝動が、新たな一歩を突き動かす」 鬼をも凌ぐ護衛たちと、置いてけぼりの念仏 旅立ちの決意は…
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第十四章 焚火と刀
「人を殺めぬ刀こそ、この世で一番頼もしい」 焼け跡の地獄と、血を吸わぬ太刀が語る真実 都の五条の橋を…
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第十五章 矢作の川下り~男たちのいない里~
「板子一枚下の地獄で、生きる道理を問い直す」 臆病者の念仏と、故郷を棄てた者たちの面影 美濃の山中で…
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第十六章 供養の真意~生者への祈り~
「仏を描かずして、仏の慈悲を写し取る」 筆先に宿る慈悲。言葉を超えて心を繋ぐ「背中」の画 三河国、今…
