投稿者: 小坊主くん
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第十六章 供養の真意~生者への祈り~
仏を描かずして、仏の慈悲を写し取る。 —筆先に宿る慈悲。言葉を超えて心を繋ぐ「背中」の画 三河国、今川の里での…
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第十五章 矢作の川下り~男たちのいない里~
荒れ狂う激流の先で、生きる道理を問い直す。 —板子一枚下の震えと、身体で識る生きる実感 美濃の山中での野宿を経…
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第十四章 焚火と刀
人を殺めぬ刀こそ、この世で一番頼もしい。 —焼け跡の地獄と、血を吸わぬ太刀が語る真実 都の五条の橋を渡り、一行…
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第十三章 道連れは泣き虫と古強者
無鉄砲な衝動が、新たな一歩を突き動かす。 —理屈を追い越す「生の衝動」と、早まる足取り 旅立ちの決意は固まった…
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第十二章 裏絵の経~旅立ちの縁~
墨絵の静寂が、戦火の記憶を弔う。 —刀を捨てた男の祈りと、十五歳の決意 修行僧にとって、経とは「習う」ものでは…
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第十一章 不格好な鏡
お前のヘマは、かつての俺だ。 —苛立ちの裏に隠れた愛おしき自画像 三度目の冬も終わりに近づいたが、山間の寺には…
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第十章 絵筆と法衣
三度目の秋。 —かつて捨てた「筆」と向き合う、新たな命の門出 日々の労働と季節の流転の中で、様々な「気付き」を…
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第九章 心の重石(盛夏)
放下著(ほうげじゃく) —割れた皿への後悔。重い石を下ろした手に残る感触 ある蒸し暑い夏の日、朴念は過ちを犯し…
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第八章 雨音の正体(梅雨)
日日是好日 —砂紋を乱す雨さえも庭の一部。世界は最初から美しく描かれていた 梅雨の季節がやってきた。都の盆地特…
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第七章 闇を歩く灯(春霞)
法灯明・自灯明 —霧に閉ざされた山道。己を灯火(ともしび)として踏み出す一歩 長い冬が終わり、山々が淡い緑に包…
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第六章 無言の汗(厳冬)
無功徳(むくどく) —誰に見せるでもない、便所掃除の雑巾が描く「清浄」の輝き 雪がちらつく厳冬の頃、寺の屋根の…
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第五章 一杯の白湯(初冬)
喫茶去(きっさこ) —欠けた湯呑みに注がれた、都の菓子より甘い「真心」の味 木枯らしが吹き始め、冬が到来した。…
